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Home 美術鑑賞の方法

美術鑑賞の7つの効果とは?美術鑑賞を行うことで得られる7つの力について解説!

美術鑑賞を通じて教養という名の知的財産を構築する

Mickey by Mickey
2020年5月19日 - Updated On 2023年3月1日
in 美術鑑賞の方法

美術鑑賞を行うことによって、どのようなチカラを身につけることができるか?

これまで美術鑑賞プログラムを2年にわたって実施してきた結果、

以下の7つのチカラが向上する「効果」を感じています。

 

一つずつご紹介していきたいと思いますが、

結論から言えば、7つの効果は「OIAVECA」(オイアヴェーカ)です。

 

目次

  • 1、観察力 observation
  • 2、想像力 imagination
  • 3、分析力 analysis
  • 4、言語化力 verbalizing
  • 5、表現力 expression
  • 6、創造力 creation
  • 7、行動力 action

1、観察力 observation

以下の写真をご覧ください;

 

何が見えますか?

 

というよくある質問ですが、この絵はよく「人が何を見ていて、何を見ていないのか」ということを端的に表すために用いられるだまし絵になります。

 

私が美術鑑賞プログラムを通じて実感しているのは、

 

「人はこんなにも見方が違うのか」

 

という発見です。

 

同じ絵を見ても、何を見ているのか、どこを見ているのか、ということが分かれることに驚くばかりです。

 

そして、上手に美術作品を見ることができている人というのは、

「もれなく」見れているということが基本にあると感じています。

 

従って、「画面上にどんな情報がのっているのか」ということをひとつひとつ丁寧に観察していくことができるようになることが、鑑賞の一歩になります。

 

言い換えれば、美術鑑賞を行うことによって、

「観察力」が高まる効果があるとも言い換えられます。

 

半年〜1年程度の間、美術鑑賞について学んでいくことによって、

「作品について気がつくポイント」が非常に多くなっていきます。

従って、もれなく作品を観察していくことが、まずは美術鑑賞を通じて得られる効果になります。

 

そして、このように観察力が身につくと、

「ひとつの事象から見いだすことができるチカラ」が増えていきます。

 

これは美術鑑賞を行っていくことの効果としてあげられるもっとも代表的なものでしょう。

 

2、想像力 imagination

特に、私の主宰する美術鑑賞プログラムでは、

「当時の時代背景」について触れていくことを心がけています。

 

当時の時代背景の基礎となるのが、「マクロ環境」であり、

「A-PEST」というフレームワークです。

(A-PESTについては拙著「論理的美術鑑賞」で詳しく解説しています)

 

PESTという観点から背景情報についてインプットしていくと、必ず、その当時の様子に思いをはせることになります。

その結果、「どのような時代であったのか」について想像することに繋がります。

 

そして、その想像をベースとして、絵や彫刻をイメージの中に重ね合わせていくのです。

このように思索を巡らせる一連の流れは、すべて、想像力という人間の素晴らしい能力の賜物です。

 

この想像力は、何度も繰り返すことによって鮮明になって再現できるようになっていきます。

つまり、鍛えることができる能力です。

「思考は現実化する」という名著がありますが、

むしろ、「鮮明なイメージは現実化する」のです。

 

美術鑑賞は、

・アーティストがどのような時代に生きたのか

・どんな時間に描いたのか

・どこで描いたのか

・なぜ描いたのか

などなど・・・。

 

作品の周りにある環境について情報をインプットし、創造することを繰り返していくことは、

このように想像力を高めることに繋がっていくのです。

 

3、分析力 analysis

分析力の基本は、「分解するチカラ」と言い換えられます。

分解して、要素にバラしていくことで「分けて」考え、「細かく」見ることができるようになります。

細部まで分けて考えると、その要素について「よく理解できる」ようになります。

その結果、「細部に神が宿る」のです。

 

この神が宿った分析こそが、素晴らしいインサイトに昇華されていきます。

 

では、なぜ美術鑑賞で分析力が高まるのでしょうか?

 

絵画を鑑賞することを例にとってみると、

「分析=要素にバラして見る」ということになります。

 

絵画については、画面に描かれることを分類すると、

大まかに、4つから5つ程度の要素に分けられます。

(「論理的美術鑑賞」参照)。

 

そして、要素ごとに分けてみることによって、

・画家の描き方の特徴がわかる

・なぜそのように描くに至ったかという「問い」が立つ

・全体と細部を行き来できるようになり、絵を感覚的に捉えられるようになる

などの効果が出てきます。

 

従って、

「作品を要素分解することによって、細部を理解できるようになった結果、

絵画を深く理解することができるようになる」

のです。

 

これを繰り返し行うことは、「分析の視点」や「分析の角度」について自分なりのパターンや方法論ができることに繋がり、分析の速さと質が向上していくのです。

 

美術鑑賞についていえば、

ミクロの視点で分解して見ていくことによって、

「アーティストがいかにして描いたか」というリアリティーを感じることができ、

作品に親しみが湧いてくるようになるという効果もあります。

 

このような分析を繰り返すことで、

情報を細かく分けて考えることができ、

それに伴い深く掘り下げて見ることができるようになります。

 

そして、結果的に「分析するチカラ」が向上していくのです。

 

4、言語化力 verbalizing

前述の1から3は、実はインプットについて主として解説しています。

つまり、「美術鑑賞はインプット力を高める効果がある」ということです。

 

一方で、この4つめ以降のチカラは、

「美術鑑賞はアウトプットの力を高める効果もあるよ」ということを紹介したいと思います。

 

その代表的な効果が、「言語化力を高めることができる」ということです。

 

前提として、アウトプットができない人というのは、インプットの量が圧倒的に足りないということが言えます。

従って、アウトプットの質は、インプットの質によって変わります。

つまり、「良いインプットは良いアウトプットをうむ」のです。

 

そこで、

1)観察して情報をより多く見出し(観察力)

2)情報をインプットして様々な場面を想像しイメージ化していき(想像力)

3)その作品が置かれている状況を細かく分けて考える(分析力)

 

ことを行っていくと、実は、自然と「出る言葉の質」が上がります。

 

例えば、顕著な事例を出してみると、美術鑑賞の方法を正しく実践すると、以下のようなBefore/Afterの変化が起こります;

 

Before:ゴッホの「ひまわり」を見て、「このひまわりはオレンジで綺麗!有名だよね!」

 

美術鑑賞の方法を知り実施(1から3を正しい方法で行う)

 

After:この絵が好きです。それは、ゴッホはこのひまわりを、「フランスの中の日本」と見立てた南仏のアルルで描き、ゴーギャンと共に芸術家の理想郷をつくるという「夢」を実現ために、希望に満ちていた時期のものだから。鑑賞する私もワクワクした気持ちになります。

 

というように、言語が変わっていきます。

 

あくまでこれは一例ですが、背景に流れる情報を適切に咀嚼し、

自分の中にインプットしていけば、それは自然と「良いアウトプット」に変換されるものなのです。

 

言語が世界をつくります。豊富なボキャブラリーは、自己表現に知性を感じさせます。

知性は美しい言葉をいかにして描き出すかによって決まります。

 

そして、この美しい言葉たちは、「細部に神が宿ること」を自ら見出し、感じることから始まるのです。

 

5、表現力 expression

4による言語化力がベースとなり、

その表現が、絵や動作、デザイン、画像などなど様々な形で「自然と表出」するようになります。

改めて、質の高いインプットを行えば、おのずと表現力が高まっていくのがお分かりいただけるかと思います。

 

表現力とは、

 

・自らの言いたいことを自在に表現できるようになるという「主体的」な行為に止まらず、

・偶然出てきたものや出会ったものを表現に昇華していくチカラや、

・他者から受けたエネルギーや反応すら自分に取り込んで

・アウトプットに変換するチカラ

 

になります。

 

アートは「表現力」の結晶です。

 

アーティストとは、「自己表現に命を注いで分け御魂を生み出す人」であり、

作品はその結晶のようなものなのです。

 

これに触れ続けることは、「アーティストのエネルギー」を浴び続けることになるので、

そこに様々なインスピレーションが浮かんでくることになります。

 

ですので、美術鑑賞を通じて、様々なインスピレーションが湧いてきたあなたは、

「自ら表現して、創造したい」という根源的な欲求が湧いてくる効果があると言えます。

 

6、創造力 creation

表現することは生み出すことです。創造することです。

それは、アーティストであれば作品でしょうし、起業家であれば事業でしょうし、先生であれば教育プログラムです。

私たちは日々様々なものを創造していますが、この創造性を高めていくのに、美術鑑賞は大きく役立ちます。

これはもうすでにここまでに理由を散々述べてきているので割愛しますが、

「美術鑑賞によってアーティストのエネルギーに触れると、人間の根源的な欲求である創造性をくすぐられる」ということです。

そう、「創造性」は連鎖するのです。

 

7、行動力 action

創造性が刺激されれば、当然、行動に移したくなります。

情熱が湧き上がります。

静かに内に燃える青い炎が心の中に灯り始めるでしょう。

これが、瞬間的な、刹那的な「単発行動」ではなく、

静かに、継続して、前進していくためのエネルギーとなるのです。

美術鑑賞は、このような青い炎を自らに灯し、日々を前進していくことができる静かなエネルギーに転換できる効果があります。

 

そして、アーティストのチカラを借りることで、

今までに無いような斬新なアイディアや、

これまでなかなか足が踏み出せなかった領域へと足を踏み出せる「勇気」を得られます。

 

そう、それは、美術鑑賞を通じて、

アーティストのチカラの片鱗が、あなたの中にすでに宿っているからです。

 

*

 

以上、美術鑑賞の7つの効果について私見を述べてきました。

色々と科学的な見地からも美術鑑賞の効果については研究されていますので、

そちらを念頭におきながら、自分の言葉で私見を披露させていただきました。

 

この効果というものは、ここまで描いておいて何ですが、「後付け」です(笑)

 

結局、「自分が美術鑑賞を通じて、どんなことを期待するのか」という点を意図すれば、

その効果が高まることは間違いないので、あまりこれに囚われないでも良いと思います。

 

何より、「いろんな人と作品について語り合うのが楽しい!」とか「美術を見ることでいろんな能力が高まればいいな!」「美意識や感性は高まるっしょ!」というノリでまずは楽しんでいただけたらと思います。

 

もしそんな仲間をお探しながら、オンライン鑑賞やアートツアーなどの企画をやっておりますので、

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Mickey

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愛媛の田舎まちで、鮮魚商(お魚屋さん)を営む両親の一子長女としてこの世に生を受けました。感受性豊かで芸術家肌な魚座。ゼロかイチか白黒はっきり答えが出ることが好きなわたしは、リケジョという人生を選びます。

大学は名古屋で工学部に進み、SIerとして就職しますが、28歳で舞台俳優に転向。10年ほど身を置いたのち、会社員生活に戻ったわたしは現在、素材メーカーの知的財産部でシステム担当をする傍ら、定年後の未来を見据え(笑)、アートアドバイザーを始めました。

アートを学ぼうと思ったきっかけは、代表の堀越のメルマガで目にしたこのコトバ。

『~感性と論理は両立しないという「嘘」~ 論理的な力は感性と両立する、むしろともに高めあう関係』

色々なアートの楽しみ方、観方、感じ方があります。それでいいのです。アートに正解はない、逆を言えばすべてが正解!EverythingOK!!そんな想いを胸にガイドさせていただいています。

◯ 好きなこと

感じることが大好きで感じたものを放出することが喜びのわたしは、幼いころから気づけば歌って踊っていました。そしていまは、歌手のコンサート等でバックコーラスをさせていただいたり、ボイストレーナー(歌講師)を目指して日々勉強しています。

◯ 見方が変わった「絵」

クロード・モネの「積みわら(日没)」

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