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フェルメールの人生を読み解く5つのステップ!5つの代表作品も解説!

フェルメールの人生から見る作品の魅力とは?

Mickey by Mickey
2020年3月30日 - Updated On 2023年3月9日
in アーティスト, バロック, オランダ, 17世紀, フェルメール

こんにちわ!ゼロアートのMickeyです。

本日は、日本人にも大人気!17世紀のバロックに生き、オランダを代表する画家となったヨハネス・フェルメールについてご紹介します。

 

目次

  • 1、【4P分析】ヨハネス・フェルメールについて
    • ◆Period(時代)
    • ◆Place(場所)
    • ◆People(人)
    • ◆Piece(代表作)
  • 2、ヨハネス・フェルメールを「ストーリー分析」で読み解く!5つのステップ
    • 【ステップ1】旅の始まり「どうやってアーティストとしての人生が始まった?」
    • 【ステップ2】メンター、仲間、師匠「どんな出会いがあった?」
    • 【ステップ3】試練 「人生最大の試練は?」
    • 【ステップ4】変容・進化 「その結果どうなった?」
    • 【ステップ5】使命 「結局、彼/彼女の使命はなんだった?」
  • 3、フェルメールの作品について
    • 1650年代の作品
    • 1660年代の作品
    • 1670年代の作品

1、【4P分析】ヨハネス・フェルメールについて

 

早速、4P(Period/Place/People/Piece)で概観していきましょう。

 

◆Period(時代)

・フェルメールは、1632年に生まれ、1675年に没したとされています。

・この時期は、近世の17世紀、バロック美術様式で、芸術が大きく開花した時期にあたります。

・特に、オランダは「黄金時代」であり、「奇跡」と称された時代でした。

 

◆Place(場所)

オランダ・デルフトに生まれ、生涯をここで過ごします

 

◆People(人)

・フェルメールは43年の人生を画家として過ごしました

・13人の大家族

・画業のかたわら、居酒屋兼宿屋の経営を行う二足のワラジ

 

◆Piece(代表作)

・現存する作品は35点前後しかありません。

・代表作は「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などが有名です。

 

以上がフェルメールに関する基本的な情報になります。

 

2、ヨハネス・フェルメールを「ストーリー分析」で読み解く!5つのステップ

では、フェルメールはどのような人生を送ったのでしょうか?

「ストーリー分析」でフェルメールの人生を概観していきましょう。

ただ、フェルメールについては、当時の記録が少なく、その生涯についてはあまりよくわかっていません。

少ない情報からピックアップしながらフェルメールの人生を紐解いていきましょう。

 

 

【ステップ1】旅の始まり「どうやってアーティストとしての人生が始まった?」

・フェルメールの父親は、絹織物職人のかたわら、居酒屋と宿屋を営み、さらに、画商としての仕事をしていたとされています。

・フェルメールは、このような環境で生まれ育ち、宿屋での絵画の展示を通じて、画家との交流等を持っていった結果、画家を志したと考えられます。

・そして、1653年、21歳の時に結婚し、また同年に聖ルカ組合に「親方」として登録され、画家として本格的に活動し始めました。

・親方として登録されるには、下積みが必要ですが、どこで修行したかははっきりしていません。

・レンブラントの弟子のひとりであるカレル・ファブリティウスがフェルメールの師だったという説もあります。

 

【ステップ2】メンター、仲間、師匠「どんな出会いがあった?」

 

・妻「カタリーナ・ボルネス」との結婚

妻のカタリーナは非常に富裕な家庭に生まれ、フェルメールにとっての義母が経済的な後ろ盾になってくれました。また、この結婚後に、聖ルカ組合に所属することになり、早くから画家として活躍し始めました。

 

・フェルメール最大のパトロン「ピーテル・クラースゾーン・ファン・ライフェン」

フェルメールは寡作の作家として知られています。現存する作品は35点前後と言われていますが、43年の生涯を通じて、せいぜい60点ほどしか制作していなかったと考えられています。

ちなみに、その作品はそれぞれ本当に小さいもので、最大の作品が「マリアとマルタの家のキリスト」で、それでも158.5×141.5cm程度です。

 

寡作を可能にしたのも、パトロンとなったファン・ライフェンによる継続的な援助によるところが大きかったようです。

また、このような後ろ盾もあったことから、当時から非常に高額だった「ラピスラズリ」を絵画に使用することができ、「フェルメール・ブルー」と言われるオリジナリティー溢れる作品を制作することが可能となりました。

 

【ステップ3】試練 「人生最大の試練は?」

人生の終末期に訪れた「経済的な苦境」です。

1672年に始まる仏蘭戦争突入による不景気が、オランダ経済を襲います。

オランダ黄金時代の終焉の止めとなりました。

絵は売れなくなり、借金がかさんでいったため、フェルメールは金策に走りましたが、その最中に亡くなってしまいます。

結果、妻のカタリーナにその借金が引き継がれ、彼女も同様に経済的な苦境を経験しました。

 

【ステップ4】変容・進化 「その結果どうなった?」

フェルメールは上記の通り、43年という比較的短い人生を終えました。

生前から聖ルカ組合のトップに2度も立つことになり、

またパトロンに支えられていたため、画家として生前から成功していたと考えられます。

 

しかし、その終盤は経済的な不況等に見舞われていくなかで亡くなりました。

その後、フェルメールはしばらく世間から忘れられた存在でした。

しかし、約200年が経った19世紀に登場した、クールベやモネなどの「新たな表現を切り開いた絵画」が登場。

これにより、フェルメールの作品が再評価され始め、世界的なアーティストとして認められていきました。

 

【ステップ5】使命 「結局、彼/彼女の使命はなんだった?」

フェルメールが後世に果たした役割として挙げられるのが、

「歴史画等のジャンルヒエラルキーから早々と抜け出し、日常を描いていたこと」

でしょう。

これは、先述した19世紀のフランス画壇で革命を起こしたクールベ等が約200年後に、

「リアリズム」として標榜し、印象派が続いていった流れを、先取りしていたと言えるでしょう。

この点において、フェルメールを始めとするオランダ黄金時代の画家たちが描いたこの「風俗画」というジャンルの開拓は、オランダ特有であり、歴史を先取りする動きであったと評価することができるのです。

 

3、フェルメールの作品について

さて、フェルメールの人生について見てきました。

最後に作品についてご紹介します。

彼の作品の特徴ですが、

 

・主に女性を描いた

・小型の作品ばかり

・生涯で制作した作品点数が60点程度

・現存するのは35点前後

・ジャンルは風俗画で、室内を描いた作品がほとんど

・ラピスラズリという高価な宝石を砕いた絵の具を使用

 

といった点が挙げられます。時期別に分けると、以下のような作品が描かれました。代表的なものを中心に紹介します;

1650年代の作品

窓辺で手紙を読む女(1657年頃、カンヴァス、油彩、83×64.5cm、アルテ・マイスター絵画館所蔵)

フェルメールが25歳頃の作品であり、いわゆる「フェルメール的な絵画」として知られている現存する最初の作品です。

 

 

1660年代の作品

牛乳を注ぐ女(1658年 – 1660年頃、油彩、45.4×40.6cm、アムステルダム国立美術館(オランダ)

デルフトの眺望(1660〜1661年頃、油彩、96.5×115.7cm、マウリッツハイス美術館)

真珠の耳飾りの少女(1665年 – 1666年頃、油彩、44.5×39cm、マウリッツハイス美術館)

 

1670年代の作品

ヴァージナルの前に座る女(1675年頃、油彩、51.5×45.6cm、ナショナル・ギャラリー(イギリス))

 

以上、フェルメールの人生やその代表的な作品について紹介しました。

オランダ黄金時代を彩る著名画家のフェルメール。

そして、黄金時代が陰りを見せた17世紀の後半にかけて、彼の人生も凋落していき、晩年にはその画力の衰えが指摘されています。

しかし、間違いなく彼の作品は世界中の人々を魅了し続ける素晴らしい人類の財産として今もなお燦然と輝きを放っています。

このバロック時代はこの後も18世紀半ばまで続いていきます。

そして、このバロック以降、フランスで美術が栄え始め、続く「ロココ美術」というフランスを中心とする美術様式が発展します。

 

次回は、ロココ美術についてご紹介します。

ロココ美術様式を3つの方法で読み解く!ロココ美術とは何か?
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Tags: アーティスト
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愛媛の田舎まちで、鮮魚商(お魚屋さん)を営む両親の一子長女としてこの世に生を受けました。感受性豊かで芸術家肌な魚座。ゼロかイチか白黒はっきり答えが出ることが好きなわたしは、リケジョという人生を選びます。

大学は名古屋で工学部に進み、SIerとして就職しますが、28歳で舞台俳優に転向。10年ほど身を置いたのち、会社員生活に戻ったわたしは現在、素材メーカーの知的財産部でシステム担当をする傍ら、定年後の未来を見据え(笑)、アートアドバイザーを始めました。

アートを学ぼうと思ったきっかけは、代表の堀越のメルマガで目にしたこのコトバ。

『~感性と論理は両立しないという「嘘」~ 論理的な力は感性と両立する、むしろともに高めあう関係』

色々なアートの楽しみ方、観方、感じ方があります。それでいいのです。アートに正解はない、逆を言えばすべてが正解!EverythingOK!!そんな想いを胸にガイドさせていただいています。

◯ 好きなこと

感じることが大好きで感じたものを放出することが喜びのわたしは、幼いころから気づけば歌って踊っていました。そしていまは、歌手のコンサート等でバックコーラスをさせていただいたり、ボイストレーナー(歌講師)を目指して日々勉強しています。

◯ 見方が変わった「絵」

クロード・モネの「積みわら(日没)」

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